花粉症だと抜け毛が増える?


2月過ぎ暖かくなってくると、そろそろ気になってくるのがスギ花粉。
日本の人口の約25%、ほぼ4~5人に1人が花粉症だと言われ、1度発症すると自然治癒は難しく、急激に増加している国民病の1つです。

花粉症といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ。
主に鼻と目にとてもつらい不快な症状が現れますよね。
私、毛活子も花粉症ですが、目と鼻以外にも微熱、頭痛、喉の腫れ、倦怠感、全身のかゆみ、肌荒れなど全身に症状がでるので、2~4月はとても憂鬱でつらい時期です。

このつらい花粉症。実は抜け毛が増える原因にも関係していることをご存知でしょうか?

花粉症と抜け毛の関係

 
人体は外部から異物や病原体(抗原)が侵入してくると、抗原に対抗する抗体を作ります。そして再び抗原が体に侵入してくると抗体が抗原を攻撃して排出しようと働き、病気になるのを防ぐ免疫というシステムがあります。
インフルエンザなどのワクチン接種はこの免疫システムを利用したもので、少量の抗原をあらかじめ接種して抗体を作ることで病気になることを防ぐものです。

抗体は抗原と接触するたびに作られて体内に蓄積されていきますが、それが一定の水準に達したときに新たに抗原が侵入してくると過剰に反応して、逆に自分を傷つけてしまう異常な反応を起こしてしまうのがアレルギーです。

本来、スギ花粉などの花粉は人体に無害なものです。
それでも花粉と接触するたびに免疫が働き、花粉を抗原として認識してIgE抗体という抗体を作り出し、IgE抗体が一定の水準を超えたときに再び花粉に接触すると現れるアレルギー反応が花粉症です。

アレルギー反応がおきるとIgE抗体を介した肥満細胞(マスト細胞)が活性化して、かゆみの原因になるヒスタミンなどを分泌し、目と鼻以外にも全身にさまざまな症状として現れます。

そのため頭皮も影響を受けることがあり皮膚の乾燥、かゆみや炎症、むくみから血行不良などがおきることがあります。
さらにかゆみから頭を掻きむしったりすると頭皮に傷がつくなど、間接的にも頭皮環境が悪化することが増え、抜け毛につながることがあります。

アレルギーを起こしやすい条件

 
花粉のように本来は無害なものなのに、アレルギー反応を起こしてしまう原因となる物をアレルゲンと言います。
アレルギーが起きる原因はいろいろあると言われていますが、まずはアレルゲンが体と接触するためなので、1つめはアレルゲンの有無と言えます。

アレルギーを起こしやすい条件の2つめは、免疫システムが司る自立神経の状態で副交感神経が優位に働いているときです。

交感神経と副交感神経はどちらも同じレベルでよく働き、活動時、休息時にそれぞれがやや優位になるのがバランスの良い状態です。
副交感神経は休息時に優位に働き、日中に溜まった疲れやダメージを回復させるために体内で涙、鼻水、唾液、胃液などの消化液、さまざまなホルモンなどの分泌液を出します。
※参照 『自立神経の役割』

しかし、このバランスが交感神経が過剰に働くと反動で副交感神経も過剰に働く、どちらも働きが悪くなるといったように乱れた状態になると、この切替がスムーズにいかずに体内で異常が起きるようになります。

アレルギーには、免疫ホルモンと呼ばれるコルチゾールも関係していると言われています。
コルチゾールは自律神経が乱れると適切に分泌されなくなり、過剰に分泌されると免疫システムの働きが悪くなって風邪などの感染症にかかりやすくなり、分泌されなくなると免疫システムが過剰に反応してアレルギーが起きやすくなります。

花粉症には「モーニングアタック」と呼ばれる、起床時により強く症状出やすい特徴がありますが、これは睡眠中に布団や床に積もっていた、そして起床時の布団をたたむ時などに空中に舞い上がった花粉などのアレルゲンを吸い込んでしまうこと。
そして休息時の副交感神経優位な状態から、活動時の交感神経優位に切り替わるときに、一時的にバランスが乱れてアレルゲンに対してより過敏に反応するため。
他にも寒冷刺激などいくつも原因が考えられていますが、この2つが大きな理由として考えられています。

家でできる花粉対策

 

  1. 生活習慣と食事の改善
    花粉症だけに限りませんが自律神経を正すために、早寝早起き、十分な睡眠、適度な運動などの規則正しい生活習慣と栄養バランスの良い食事が肝心です。
    お酒、タバコはアレルギーを悪化させやすいので、できるだけ控えましょう。
  2. 花粉との接触を減らす
    花粉症の予防には、アレルゲンの花粉と接触しないことが一番です。
    花粉の飛散量が多い日は外出を控える、外出時には極力接触を減らすようにマスク・メガネ・帽子を着用して、肌を出さないような服装にしましょう。
    花粉は髪に一番つきやすいので、髪はできるだけまとめるか帽子で隠すようにしたほうがいいですよ。
    最近は肌や髪に花粉がつきにくくなるスプレーやジェルもありますし、花粉がつきにくい素材のコートなども増えてきました。
    服に静電気防止スプレーをかけておくのも効果がありますよ。

    部屋の中にも花粉が入ってきますので、飛散の多い日は窓は開けないようにしましょう。
    洗濯物はできるだけ内干しにし、外干しにするときは十分に払ってから取り込むようにしましょう。
    掃除はこまめに行いましょう。拭き掃除をしてから掃除機をかけると花粉が舞いにくくなりますよ。

  3. 体についた花粉を落とす
    外出すると衣服や髪に花粉がついていますので、家に入る前にできるだけ払って落としましょう。
    衣類には花粉を固めるハウスダストカットプレーをかけてから洗えるものは洗濯、洗えない服は花粉除去用ブラシや衣類用粘着ローラーで取っておくといいですよ。
    この時に玄関に空気清浄機を置いておくと、さらに花粉を吸ってくれるので部屋への侵入を防げますよ。

    帰宅後はすぐに入浴して、花粉を洗い流すようにしましょう。
    特に髪は花粉がつきやすいのでたくさんついていますので、しっかりとシャンプーをして洗い落としましょう。
    かゆいと強くこすったり、何度も洗ってしまいがちですが、それは絶対にダメです。悪化してしまいます。
    アレルギーが起きていると肌は敏感になりがちです。
    刺激が強い成分がはいってるといつも以上に反応してしまい、肌を傷めてしまいます。
    アミノ酸系などの優しい洗浄成分のもの、できるだけ添加物の少ないシャンプーを使うことがおすすめです。


髪は健康のバロメーターと言われるほど、体の不調が髪にも影響として現れます。
薄毛や抜け毛で悩む人の半数以上が、花粉症などのアレルギーを持っていると言われています。
健康のためにも生活習慣と食事の改善は日頃から大事にすることですが、花粉症はアレルゲンの花粉がなければ発症しません。
自分でできる限りの花粉対策を取ることが花粉症、そして抜け毛対策になりますので、美髪のためにも実践していきましょう。