頭皮の色は健康のバロメーター

顔色にはその時の心理状態や体調が現れますよね。

興奮したり発熱したときは赤くなり、冷えたり貧血を起こしたときは青ざめ、寝不足だと目の周りにクマができたり。
これは皮膚の下にある毛細血管を流れる血液の量や状態などが影響しているからです。

これは実は頭皮も同じ。
顔と頭皮はつながった1枚の皮膚なので、頭皮もその色や見た目で健康具合をチェックできるんです。

青白い頭皮

 
顔は体調が悪いと青白くなりますが、頭皮は逆で健康な頭皮は青白い色をしています。

頭皮は髪で紫外線から守られているため、日焼けのないもともとの皮膚の色を保っていることが多いです。
その皮膚を通して黒い髪の毛根の色や、皮膚の下の毛細血管が影響して青白く見えると言われています。
剃髪した方や男性でひげの濃い方は、剃った部分が青く見えますよね。これは皮膚の下にある毛根の色が見えるからです。

また身体の血行が良く健康な状態だと、毛細血管はあまり皮膚から透けて見えることはありません。
毛細血管を流れる血液量が多いと細胞のすみずみまで十分に酸素や栄養が供給され、また不要な老廃物は排出されるので、新陳代謝が促進されます。
ターンオーバーが順調だと常に新しい細胞を作り出して古い細胞を排出するので、皮膚の表皮は常に新しく健康な状態を保ちますし、髪も太くて丈夫な髪が生成されます。

そのため頭皮は青白い色で皮膚のキメが整い、透明感のある艶があり、十分な水分があって柔らかいのが健康な状態としてあげられます。

白い頭皮

 
青白い頭皮と似ていますが、透明感がなく、カサついて白っぽくなっている場合、頭皮は皮脂が不足して乾燥気味です。
頭皮が粉を吹いていたり、白く細かいサラサラとしたフケが出てたら、かなり乾燥が進んでいて、新陳代謝がうまくいっていない状態と言えます。
皮脂が不足すると皮膚のバリア機能が壊れるため、ダメージを受けやすく、ちょっとした刺激で頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。

黄色・肌色の頭皮

 
頭皮が顔や腕のような肌色だったり、黄ばんだ色をしている場合はいくつか原因が考えられますが、注意しなければいけない色です。

睡眠不足やストレス、乱れた生活習慣が続いていると、血行が悪化して新陳代謝が滞ってくると古い角質が溜まってくるので、本来の頭皮の色よりくすんで見えることがあります。
内臓疾患を含めて体調に問題があるときも黄ばんできますので、不調を感じるときは医者に相談することをおすすめします。

また皮膚の「カルボニル化」が進行していることもあります。
カルボニル化とは加齢や紫外線によって皮膚が老化することで抗酸化力が少なくなり、皮膚の真皮のたんぱく質が脂質と結合して黄色くなっていく酸化現象の一種です。

ほかにも皮膚自体ではなく、皮脂の状態も考えられます。
皮脂は分泌されると、約24時間ほどで酸化して黄色に変色します。
この酸化した皮脂が必要以上に頭皮の表面や毛穴に溜まることで、頭皮が黄色に見えることがあります。

赤色の頭皮

 
赤い頭皮の原因として考えられるのは血行不良と炎症です。
赤色はその色のとおり、レッドゾーンと言えます。より早いケアが必要な状態です。

頭皮の血行が悪化すると、うっ血して頭皮全体が腫れて赤みを帯びてきます。
また乾燥が進行して過敏になっていたり、アレルギーなどを起こしているときは、全体がピンク色や赤色になりやすいです。

炎症の赤みは頭皮全体でだけでなく、まだら状や湿疹のようなブツブツとした部分的な赤みや腫れも含みます。
炎症はさまざまなことが原因になりますが、放置するとさらに悪化することもあり、かゆみや痛み、抜け毛などの症状にもつながることがあります。
かゆみや痛みなどがある場合は医者に相談して適切な治療を受けましょう。

また強すぎるシャンプー、繰り返し行うパーマやヘアカラーなどの外的な刺激でも赤くなる場合がありますので、頭皮に強すぎる刺激は避けましょう。
外的な刺激には紫外線も含まれます。
短髪や髪の分け目の部分は日焼けやすく、焼けた部分がダメージを受けて炎症を起こしたり、皮膚が硬くなるなどの頭皮トラブルの原因につながりますので、紫外線対策も大切です。

茶色の頭皮

 
血行の悪化でうっ血がひどくなってくると、新陳代謝の低下から角質や老廃物が溜まり、頭皮が赤色から茶色へと濃くなっていきます。
褐色がかった茶色っぽい頭皮の色は血行不良の可能性が高く、一番問題な状態と言えます。

茶色の頭皮は押した指の跡が戻らないような、むくんで弾力のないぶよぶよとした状態になりがちで、むくみから強いかゆみや湿疹、皮膚炎など併発しやすくなります。

頭皮環境が悪い状態は生えている髪が抜けやすくなります。
生え変わるための新しい髪も新陳代謝が滞っているので生えにくく、生えても育ちにくいので細く弱い髪になりがちで、その状態が続くと薄毛を引き起こします。


あなたの頭皮は何色でしたか?
正確な状態を知るためには照明や気温・体調、頭皮の固さや温度などもぜひチェックしてください。
※参照『おうちでしよう!頭皮のセルフチェック』

生活習慣や食事の改善、血行をよくする頭皮マッサージやシャンプーの方法といったセルフケアで、トラブルの予防・改善していけることも多いです。
健康な髪は健康な頭皮から。そのためには正しいスカルプケアが大切です。
※参照『スカルプケアって何?』