頭皮の乾燥が薄毛を招く?|育毛剤の3つの役割

毛活研究所_頭皮の乾燥が薄毛を招く?|育毛剤の3つの役割

毎日顔を洗いますよね。洗った後の顔はどうされていますか?

人それぞれとは思いますが、まずは化粧水をつけると思います。
私は化粧水だけでは乾燥しますし、シミやコジワも気になりますので、さらに美容液、クリームと重ねづけしています。

実は髪や頭皮も洗った後、顔と同じ皮膚組織ですので育毛剤で乾燥予防・保湿ケアすることが必要です。
育毛剤も化粧水と同じように自分の症状に合わせて使うことが大事なのです。

育毛剤に含まれる成分は大きく分けると3種類に分かれます。

頭皮の毛細血管・毛母細胞に作用

髪は頭皮の毛根部分で作られます。
まず毛根にある毛乳頭が頭皮の毛細血管から栄養や酸素を取込み、毛母細胞に髪を作る指示を出して、毛細血管から取り込んだ栄養分を与えます。
そして指示を受けた毛母細胞は細胞分裂を繰り返して、細胞を角化し上へと押し上げ、これが髪となって成長します。

1.頭皮の血行促進

血液には酸素や栄養素などを細胞へ運び、反対に細胞から老廃物や二酸化炭素を血液に回収する役割があります。
頭皮の毛細血管が血行不良を起こすと、体内の細胞が正常に機能できるだけの十分な栄養や酸素を毛乳頭に送ることができなくなります。
また老廃物が蓄積することで頭皮のうっ血・むくみ・炎症、さらにホルモンバランスの乱れなど様々な不調を起こすため、薄毛の原因に繋がります。
そのため血流が改善すると血液の供給量を増え、頭皮のすみずみまで栄養素が行き渡り、害をなす老廃物を早く回収するので新陳代謝が捗るので、血管拡張・血行促進作用のある成分は育毛に効果があります。

2.毛母細胞の活性化(栄養補給)

髪を作るには、ビタミンやアミノ酸など様々な栄養素が必要です。
その栄養が不足してると、毛母細胞の細胞分裂は停滞し、健康な髪を作り出すことができません。
そのため細胞が正常に機能するのに十分な栄養素、また毛母細胞に直接働きかけ活性化させる成分は育毛に効果があります。

男性ホルモンの抑制

薄毛の原因で多いのは「AGA」です。
AGAのメカニズムは、まず男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼと結びつき、テストステロンよりも強力な男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)に変化します。
そのDHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体に結合するとTGF-β(細胞増殖抑制因子)を作り出します。
TGF-βは毛乳頭に対して脱毛の指令を出し、指令を受けた毛乳頭は毛母細胞の細胞分裂を止めてしまうため、ヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなることで髪が成長する前に抜けるようになるというものです。

女性のAGA、「FAGA」もメカニズムは「AGA」と同じです。
女性の場合はホルモンバランスが乱れて女性ホルモンが減少することによって、体内の男性ホルモンの影響を強く受けるようになり、AGAが発症します。

3.5αリダクターゼの活動を阻害

5αリダクターゼは体内に存在する酵素の1つで、電子のやり取りを行う事から還元酵素(リダクターゼ)と呼ばれています。
5αリダクターゼはⅠ型とⅡ型の2種類があります。
Ⅰ型5αリダクターゼは皮脂腺の中に多く存在しており、体中の体毛に影響を与えます。
Ⅱ型5αリダクターゼは毛乳頭に存在し、その中でも前頭部・頭頂部に多く発現するため、薄毛にはⅡ型の影響がより大きいと考えられています。
そのため5αリダクターゼの働きを抑える成分はAGAを改善し、脱毛を防ぐ効果があります。

4.女性ホルモン調整作用

女性ホルモンのエストロゲンにはDHTの生成を抑制し、ヘアサイクルを整えて髪の成長を促し 成長期を長く持続させる働きがあります。
ホルモンバランスが乱れ女性ホルモンが減少すると、体内のバランスが崩れ、男性ホルモンの影響が大きくなります。
そこでエストロゲンと化学式の構造が良く似ていて、近い作用を持っている女性ホルモン様成分を摂取すると、減少した女性ホルモンの働きをカバーする作用があります。
女性ホルモンが活発化させ、ホルモンバランスを女性ホルモン優位に傾けることによって、脱毛を防ぐ効果があります。

頭皮環境の改善

髪は頭皮環境と密接な関係にあります。
頭皮は顔よりも皮膚が薄く、バリア機能が弱いため傷つきやすく、とてもデリケートです。
そこに内的・外的の様々な要因が頭皮にダメージを与えると、傷つき弱った頭皮は細胞のターンオーバーが乱れ、フケや炎症などあらゆるトラブルを起こし、それが薄毛の原因につながります。

5.殺菌・抗菌作用

人の頭皮には何千億もの常在菌が存在しています。
常在菌は頭皮環境を正常に保つ役割を担っていますが、皮脂を栄養にして繁殖していくため、マラセチア真菌や癜風菌などの真菌が増えすぎると、ニオイやかゆみ、フケ、炎症などの原因になります。
頭皮は雑菌が繁殖しやすい環境なので、雑菌の繁殖を防ぎ、頭皮を清潔に保つことは頭皮環境を守ることに繋がります。

6.抗アレルギー作用

雑菌、ハウスダスト、花粉、合わないシャンプーの成分といった物質や、またはひっかき傷や日焼けといった物理的な刺激がアレルゲンになり、身体の免疫が過剰反応してヒスタミンなどの伝達物質が放出することで、かゆみや炎症などのアレルギーを起こします。
そのためアレルゲンに対する免疫反応を抑え、アレルギー症状を軽減させることで頭皮環境の悪化を防ぎます。

7.炎症の抑制

頭皮に炎症ができる原因は様々ですが、発赤、湿疹、かゆみなどの炎症は頭皮のダメージになり、頭皮の細胞を傷つけ、正常な働きを阻害します。
炎症は放置すると悪化しやすく、さらなる皮膚疾患を起こし、頭皮環境を悪化させます。
そのため炎症を抑えて悪化を防ぐことで、頭皮を正常な状態に整えます。

8.抗酸化作用

人間の体内では酸化力が強い酸素「活性酸素」が作られています。
この活性酸素は適量なら細菌やウイルスから細胞を保護する働きがありますが、増えすぎると身体に害を与えるようになります。
細胞は細胞膜で覆われていますが、この細胞膜が活性酸素によって酸化されると、有害物質の過酸化脂質と変わります。
過酸化脂質は体内のあらゆる細胞にダメージを与えて老化させるため、毛細血管を滞らせたり、髪を作る毛母細胞の活動を低下させます。
また体外では頭皮や毛穴に溜まった過剰な皮脂は汗・汚れなどと混じりあい、空気や紫外線に触れると酸化して過酸化脂質に変わり、頭皮の悪臭の原因になったり、頭皮を老化させ頭皮環境を悪化させます。
そのため頭皮に抗酸化成分を与えることは、皮脂や細胞の酸化、活性酸素の活動を抑制するので、頭皮を守ることに繋がります。

9.皮脂の分泌量を調整

皮脂は汗と混じり、皮膚の表面を天然の油膜の薄い膜となって覆います。
この皮脂膜は皮膚の水分の蒸発を防ぎ、潤いを保つことで皮膚を滑らかにし、刺激物質から皮膚を保護するバリアとして機能します。
天然のバリアの皮脂膜は弱酸性に保たれることで、皮膚の表面で細菌などの雑菌が増えるのを防ぎ、皮膚の常在菌を安定させて皮膚を守ります。
皮脂の量は、少なくても多くてもトラブルの原因になります。
少ないと皮膚を覆いきれずに皮脂膜のバリア機能が壊れ、皮膚は乾燥が進み、外界の刺激に直接晒されダメージを受けやすく、逆に多すぎると皮膚がべたつき、毛穴を詰まらせたり、過剰な皮脂が皮脂膜を酸化し、頭皮にダメージを与えます。
頭皮を守るためには、皮脂の分泌量のバランスを保つことが大事です。

10.保湿

頭皮の乾燥は内的、外的、様々な要因で起こります。
頭皮が乾燥すると、天然の保護膜の皮脂膜が頭皮を覆いきれず、外界の刺激に直接晒されるようになるため、皮膚にダメージを受けやすくなります。
さらに皮膚の乾燥は角質細胞のターンオーバーのサイクルが乱れにつながり、角質細胞が十分に育つ前に剥がれ落ちるようになります。
未熟な角質細胞は本来の働きを十分に果たせず、バリア機能が低下しているので刺激に弱く、フケやかゆみなどの更なるトラブルを引き起こしやすく、それが更なる乾燥・別のトラブルを起こす悪循環に陥ります。
また乾燥は頭皮の血行不良を起こし、細胞が栄養不足になるため、髪のトラブルの原因の1つになります。
健康な頭皮のためには保湿し、頭皮の潤いを保つ必要があります。