海外の薬の注意点

毛活研究所_海外の薬の注意点

「日本の育毛剤と海外の育毛剤の違い」で、日本の育毛剤より海外の育毛剤のほうが効果が高いものが多い理由を検証しました。

日本の育毛剤はすべての製品が医薬品医療機器等法(旧薬事法)によって規制されており、日本国が薬の効果や安全性を保障しています。
海外の育毛剤にはその保障がなく、すべて自己責任になりますので、自分自身で注意をしなければいけない点があります。

1.有効成分の用量

 
薬はどうやって作られるかは各国ごとに制約があり、国を構成する人種の特性に合わせた違いが出てきます。
ヨーロッパやアメリカなど日本人と比較して平均体重が多い国は、かなり高めの服薬量が設定されています。
そのため薬は、同じ薬であっても日本で販売されている薬と標準的な有効成分の用量が異なることがあります。
日本人は小柄で刺激に弱いので、量を加減しないと海外の薬では過剰摂取になり、副作用が出る可能性があります。
1錠当たりの有効成分の量に気をつけましょう。

2.表記の違い

 
海外の薬ではその製品の説明書は英語や現地の言葉で記載されています。
そのため効能・効果、用法・用量、使用上の注意などの記載内容を正確に理解することが困難です。
そこでよく起きるトラブルの例をいくつか挙げてみます。
・必要事項がきちんと記載されてない
・他の薬を併用している場合には、その飲み合わせで問題が起きる可能性がある
・成分は同じでも商品名が異なる
・日本では規制されている成分が入っている
・規制当局や学術論文等で有害事象の発生が報告されている成分が入っている
理解が足りないまま使うことで副作用が起きる、規制成分が配合されているため税関で差し止められるといったことがあるため、日本の薬よりよく読んで慎重に使うことが大事です。

3.ニセ薬・ヤミ薬・粗悪品

 
海外でも特に発展途上国では表示に偽りのある「ニセ薬」、ローカルブランドの薬の中には申請していない「ヤミ薬」、質の悪い「粗悪品」が流通しており、問題となっています。
・正規のメーカー品のパッケージだけど中身は異なる、薬の効果が薄い
・虚偽の成分表示
・誇大広告の可能性がある
・不衛生な場所や方法で作られて、人体に有害な成分やウイルスなどが入っている可能性がある

効果がないくらいならまだしも、場合によっては健康を害することもありますので大変危険です。
少しでも異変を感じたら、その使用を取りやめることも大事です。

4.自己責任

 
医薬品というのはどんなものであっても、必ず副作用のリスクが伴います。
そのためその医薬品に対する正しい情報を知り、自分で使う判断をして、用量や用法を守って使う必要があります。

日本で認可されている医薬品は、もし副作用が起きた場合、その重篤度によって副作用被害救済制度の対象となり、被害が補償されることがあります。
しかし海外の医薬品で副作用で事故が起こった場合、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
服用の判断もすべて自己責任となりますので、自分を守るためには自分でその医薬品について知識を知る努力が必要です。